絶対ではありませんが、現実的には素人がガス給湯器の交換を行うことは難しいと考えた方がよいです。その理由には、給湯器の交換には資格が必要であることと、DIYで行う給湯器の交換は危険を伴うことが挙げられます。
給湯器の交換工事を行うには「給水装置工事主任技術者」「ガス機器設置スペシャリスト」「簡易内管施工士」「TES工事士」「液化石油ガス設備士」「特定ガス消費機器設置工事監督者」「ガス可とう管接続工事監督者」など複数の資格が必要です。
給湯器の種類や作業内容によって必要な資格は異なりますが、上記以外にも必要になる資格があり、いかに給湯器の交換に専門性が求められるかがわかると思います。
もちろん、個人でも資格を取得すればDIYで給湯器の交換を行うことはできますが、それは現実的ではありません。ガス給湯器の交換にこれだけの資格が必要であるのは、それに大きな危険が伴うからです。
交換作業に少しでも間違いがあれば、大事故につながってしまうことも十分に考えられるのです。自分だけでなく家族の命も危険に晒すことになることを認識し、無理はしないでプロに任せましょう。
どうしてもDIYで交換したいのであれば、必要な資格を調べてそれを取得してからトライしてください。資格を取らなくても交換の仕方をしっかり学んで実行すれば問題ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、無資格での工事は違法行為で、自分でガス給湯器を交換したことを知られると罪に問われる可能性もあります。数十万円以下の罰金や懲役刑が科せられる可能性もありますので、くれぐれも無資格で給湯器の交換をしようと考えてはいけません。